【愛用品備忘録Vol.3】60's Health knit(ヘルスニット) スウェットプルオーバーフーディー
こんにちは。Daisukeです。
今回は愛用品紹介Vol.3です。
ちょうどこの時期に着たくなるフーディーのご紹介です。
ちなみに、「フ-ディー」とは、「フード付きのスウェット」を意味し、正式には「 Hooded Sweatshirt (フーデッドスウェットシャツ) 」と表現します。
それでは、「パーカー」は?というと、「アザラシやトナカイなどの毛皮で作ったフード付きの防寒着」を意味します。
まあ、あくまで語源としての話ですので、実際に欧米ではフード付きの防寒着としての意味合いが強いようです。
日本では、そのあたりの区別があいまいですね。
もう少し深堀して...「スウェット」とは、表裏のある二重構造の生地であり、表側は「平編み」、裏側は「パイル編み」、もしくは、それを起毛させた「裏起毛」となっているものを指します。
素材は吸汗性の高いコットンが基本ですが、さらに速乾性と耐久性を加えるためにポリエステルを混紡したものもよく見られます。
確か、最近のユニクロのパーカで、フード部分だけポリエステルが混紡された生地を採用していたものがあったと思いますが、おそらく洗濯時に乾きやすいように工夫したものと思われます。
また、裏面がパイル地であれば吸汗性が増すので春夏向け、裏起毛であれば保温性が増すので秋冬向けといったところでしょうか。
まあ、オールシーズン通して使える万能生地ですね。
そんなことはさておき、アイテムのご紹介です。
「60's Health knit(ヘルスニット) スウェットプルオーバーフーディー」
購入場所
『Pigsty アメ村店』
RING JACKETの店員さんからお聞きして行ったのが通い始めたきっかけです。
今は、自宅から近いということもあるのですが、週末の商品入荷日は必ずと言ってよいほど行っていて、毎回何かしら購入しています笑
商品のが入荷頻度が高く、品ぞろえも圧巻で、「大阪でアメリカ古着を探すなら
Pigsty」といっても過言ではないのではないでしょうか。
そんな人気店なら値付けも割高なんでしょ?と思う方もいらっしゃいますが、本当に良心的な価格でいつもびっくりしてしまいます。
ちなみに、大阪に観光でいらっしゃる方にご説明すると、古着のメッカといえば、東京は高円寺周辺、大阪はアメ村周辺といったところでしょうか。
ブランド紹介
『 Health knit(ヘルスニット)』
以下、他のサイトからの引用。
ブランドのはじまり
1900年アメリカ・テネシー州ノックスヴィルで高品質なアンダーニットウェアメーカーとして誕生。
引用元:http://fashion-press.net/brands/2670
購入の経緯
先にも書きましたが、私は、Pigstyが好きで、instagramのストーリーで入荷情報をチェックしているときに見つけたのがきっかけです。
何となくカジュアルウェアとしてキレイめなグレーのスウェットが欲しかったので、「一応見に行こうかな」くらいのテンションでした。
私自身、ヴィンテージスウェットは「内側がボロボロで、極端に着丈が短く、アームホールが太い」というイメージがあり、現物を見るまでは買おうと思ってはいませんでした。
このアイテムを購入する前に「warehousue 大阪店」へ寄って、「Lot 404 フリーダムスリーブスウェット 」を購入していたくらいですからね。
スウェットは現行品がいいかな、という判断でした。
(このアイテムは別途紹介しようと思います。)
アイテムの特徴
ディテールは、こんな感じ。
サイズはL。(参考までに私は身長177㎝、体重75kgです。)
タグを見る限り、おおよそ1960年代のアイテムだと判ります。
今から50~60年前のアイテムをこの状態で着ることができること自体、何か感慨深いものがあります。ちょっとした奇跡ですよね。
正直アイテムの年代はそこまで気にしないのですが、このアイテムが発売された当時に思いをはせるのも良いですよね。
◆アメリカ
・ジョン・F・ケネディ大統領
◆日本
・高度経済成長
・東海道新幹線開通
・ビートルズ来日
・サザエさん放送開始
◆世界のファッション史
・スウィンギング・ロンドン
・モッズ・ルック
・ヒッピー
購入のポイント
実際にお店で試着してみると、もうこれは圧巻。
・ほとんどデッドに近い状態で、サイズはジャスト。
・着丈は、ヴィンテージによくみられるような「身幅に対して極端に短い着丈」でも、現行品に多い「身幅に対して長い着丈」でもなく、本当に絶妙な丈。
・ヴィンテージスウェットにみられる長いリブ。
・肩幅が大きい自分にはとても助かるラグランスリーブ、(印象を柔らかくしてくれるのでデザイン的にも好きです)
・ボリューム感があり、立ち上がるフード。
・何より生地がふわっふわ、でも、生地の表面がドライで男らしさも少し感じられるこのバランスが良い。旧式の編み機の魅力。
※デッドで買うと洗濯時にかなり縮むので注意してくださいね。
当然買わない理由もなく、速攻でレジに預けました笑
ちなみに「ラングランスリーブ」がスウェットに採用されたのは1950年代末ごろと言われています。
ということは、このアイテムは、ラグランが採用された直後のアイテムですね。
もちろん現代でも見られる縫製方法です。
クリミア戦争(1853~1856)中にイギリス軍の司令官であったラグラン将軍が考案したのものが始まりと言われています。
また単なるデザインではなく、
・セットインスリーブに比べて、肩回りにゆとりがあるため、動かしやすく、負傷者に楽に着脱ができる
・肩の部分に縫い目がないため雨がしみ込みにくい
という機能性を持っています。
取り入れ方
今の時期ならこんな感じでしょうか。
ベージュのバルカラーコートとリーバイス501に合わせたいですね。
足元はシンプルに白スニーカーです。
何にでもはまるので、持っていて要らなくなることはまずないですね。
それに、耐久性もあって多少の汚れも味にりますし、高くても一生ものとして買うのもありかなと思います。
hoodie:Health knit(ヘルスニット)
bottom:LEVI'S(リーバイス)
coat:GRENFELL(グレンフェル)
bag:OLD COACH
まとめ
古着屋で山ほどあるフーディからお気に入りの一着を探し見てはいかがでしょうか。
まさにベーシックで、生活にも、どんなワードローブにも馴染むアイテム。
手に入れれば、人生の相棒になること間違いなしです。